
「EDの診察では、どんなことを聞かれるのだろう」
「症状をうまく説明できるだろうか」
「薬を処方されたら、何を確認しておけばいいのだろう」
EDの症状に悩んでいても、病院に行くことをためらっている男性は少なくないと思います。
私も30代後半の頃、突然、性行為中に勃起を維持できなくなり、泌尿器科を受診した経験があります。
当時は不安と恥ずかしさで、医師に症状を十分に伝えられませんでした。薬を処方されたものの、肝心なことを聞き忘れ、帰宅後に再びインターネットで調べることになりました。
今振り返ると、診察前に自分の症状や質問を整理しておけば、もう少し落ち着いて相談できたのではないかと思います。
この記事では、私自身の受診経験を交えながら、EDの診察で確認されることや、受診前に準備したい情報を紹介します。
同じような不安を抱えている方の参考になれば幸いです。
※この記事は筆者の体験と医療機関・公的機関の情報をもとにした一般的な解説です。診断や治療、薬の服用については医師・薬剤師の指示に従ってください。
私が30代後半でEDの診察を受けたときの話
自慰では問題ないのに、性行為になると続かなかった
30代後半の頃、突然、以前のように勃起を維持できなくなった時期がありました。
自慰のときは特に問題ありませんでした。しかし、女性との性行為になると、最初は勃起していても途中で維持できなくなることがあったのです。
いわゆる「中折れ」です。
一度だけなら、体調の問題だと思えたかもしれません。しかし、何度か続くと、次も同じことが起きるのではないかと不安になります。
私自身、とてもつらい思いをしました。
パートナーに申し訳ないという気持ちがありましたし、相手も自分に魅力がないのではないかと感じてしまうことがあったようです。
自分だけでなく、相手の自信まで失わせてしまうのではないか。
そんなことを考えると、ますます苦しくなりました。
EDの悩みは、単に勃起できるかどうかだけではありません。パートナーとの関係や、自分自身の自信にも影響する問題だと感じました。
口コミを頼りに泌尿器科を探した
当時、私の住んでいた地域には、現在のようにインターネットで見つけやすいED専門クリニックの選択肢が多くありませんでした。
どこで診察を受ければよいのかも分からず、ネット上の口コミなどを調べ、EDに対応している泌尿器科を探しました。
病院が見つかっても、不安は消えません。
どんな診察をされるのか。何を聞かれるのか。自分の悩みをきちんと説明できるのか。
そんなことを考えながら、病院に向かったのを覚えています。
別室に呼ばれることも、女性看護師がいることも恥ずかしかった
私が受診した泌尿器科では、EDの診察は別室に案内される形でした。
ほかの患者さんに診察内容を知られるわけではありません。それでも、通い慣れた人には何の診察なのか分かってしまうのではないかと感じ、恥ずかしかったのを覚えています。
担当医は男性でしたが、看護師は女性でした。
医療従事者にとっては通常の診療の一つだと、今なら理解できます。それでも当時の私は、女性の看護師がいることにも強い恥ずかしさを感じていました。
こうした気持ちは、実際に受診するまで想像していませんでした。
肝心な症状も、薬についての質問も伝えられなかった
診察では、どのような症状があるのかを聞かれました。
しかし、恥ずかしさと緊張から、何を話したのかほとんど覚えていません。
おそらく「勃起しなくなった」という程度の説明しかできなかったと思います。
本当は、自慰では問題がないこと、性行為の途中で維持できなくなること、何度か続いていることなどを伝えるべきだったのでしょう。
薬も処方され、説明を受けました。
ところが、診察が終わってから「いつ飲めばいいのか」という大切なことを聞き忘れたと気づきました。
結局、帰宅してからインターネットで調べることになったのです。
勇気を出して受診したのに、十分に相談できた実感がなく、症状が改善したとも感じられませんでした。
その後、症状は一時的なものとして自然に治まり、同じようなことは起きていません。
精神的な疲れが関係していたのかもしれませんが、原因が何だったのかは分かりません。
今でも、あのときの恥ずかしさや不安は覚えています。
だからこそ、これから受診する方には、診察前に伝えたいことと聞きたいことをメモしておいてほしいと思っています。
EDの診察では何をする?一般的な流れ
EDの診察では、まず問診を通じて症状や健康状態を確認することが一般的です。
勃起の程度や持続時間、持病、服用している薬などを確認し、必要に応じて検査を行います。
ただし、診察内容は医療機関や本人の症状によって異なります。
問診で症状や経過を確認する
問診では、いつから症状があるのか、どのような状況で起きるのかなどを確認します。
例えば、勃起するまでが難しいのか、勃起しても途中で維持できなくなるのかでは、伝える内容が異なります。
私の場合は、まさに後者でした。
「勃起しない」と一言で説明するよりも、「最初は勃起するが、性行為の途中で維持できなくなる」と伝えた方が、実際の状態を理解してもらいやすかったはずです。
持病や服用中の薬を確認する
EDには、糖尿病、高血圧、血管の状態、心理的なストレス、服用している薬など、さまざまな要因が関係する場合があります。
そのため、性に関する症状だけでなく、全身の健康状態についても確認されます。
特にED治療薬には併用できない薬があるため、普段飲んでいる薬を正確に伝えることが重要です。
必要に応じて検査を行う
症状や健康状態によっては、血液検査、ホルモン検査、身体診察などが検討されることもあります。
すべての人が同じ検査を受けるわけではありません。
身体診察に不安がある場合は、診察前に何を確認するのか説明してもらいましょう。
EDの診察前に準備したい6つの情報
ここからは、私自身の受診経験を踏まえ、診察前に整理しておきたい情報を紹介します。

すべてを完璧に覚えておく必要はありません。スマートフォンのメモに残しておくだけでも、診察時に役立つと思います。
1.いつから症状が始まったのか
最初に整理したいのは、症状が始まった時期です。
突然起きたのか、少しずつ変化したのか。毎回起きるのか、ときどきなのか。
正確な日付が分からなくても、「1か月ほど前から」「数回続いている」など、覚えている範囲で構いません。
2.どのような状態で勃起しにくくなるのか
EDといっても、症状は人によって異なります。
勃起すること自体が難しい場合もあれば、勃起しても途中で維持できなくなる場合もあります。
私が受診したときは、自慰では問題がない一方で、パートナーとの性行為になると途中で維持できなくなる状態でした。
こうした違いも、恥ずかしがらずに伝えたい情報です。
3.朝の勃起や自慰時の状態
朝の勃起があるか、自慰のときには勃起できるかといったことも、症状を把握するうえで参考になります。
ただし、これだけで原因を自己判断することはできません。
「自慰では大丈夫だから精神的な問題に違いない」と決めつけず、実際の状態を医師に伝えることが大切です。
4.持病や健康診断の結果
糖尿病、高血圧、脂質異常症、心臓の病気などがある場合は、診察時に伝えましょう。
最近の健康診断で気になる数値があった場合も、相談の参考になります。
EDが全身の健康状態と関係していることもあるため、単なる性機能の問題と考えないことが大切です。
5.服用中の薬やサプリメント
普段飲んでいる薬がある場合は、薬の名前が分かるようにしておきましょう。
お薬手帳や薬の一覧があれば便利です。
ED治療薬の中には、狭心症などに使われる硝酸薬や、一部のほかの薬と併用できないものがあります。
市販薬やサプリメントについても、使用しているものを医師・薬剤師に伝えてください。
6.医師に聞いておきたい質問
私が最も準備しておけばよかったと思うのが、質問のメモです。
診察では緊張することがあります。説明を聞いているつもりでも、後から大切なことを聞き忘れたと気づくかもしれません。
特に薬を処方される場合は、服用のタイミング、食事との関係、副作用、飲み合わせなどを確認しておきたいところです。
EDの診察で聞かれやすい質問と伝え方
診察で自分の症状を説明するのが難しいと感じる方は、次のように短い文章を準備しておくのも一つの方法です。
| 伝えたいこと | 説明の例 |
|---|---|
| 症状の始まり | 「1か月ほど前から気になっています」 |
| 勃起の状態 | 「最初は勃起しますが、途中で維持できなくなります」 |
| 起きる状況 | 「自慰では問題ありませんが、性行為のときに起きます」 |
| 頻度 | 「ここ数回、同じことが続いています」 |
| 気持ちの変化 | 「また失敗するのではないかと不安です」 |
| 希望すること | 「原因と治療方法について相談したいです」 |
※上記は説明の例です。自分の実際の状態に合わせて書き換えてください。
うまく話せそうにない場合は、メモをそのまま医師に見せてもよいと思います。
私自身、当時この方法を知っていれば、もう少し詳しく伝えられたかもしれません。
EDの診察当日に持っていきたいもの
受診前には、医療機関の案内に従って必要なものを準備しましょう。
| 持ち物 | 準備する理由 |
|---|---|
| 本人確認書類 | 受付で求められる場合があるため |
| お薬手帳・服薬リスト | 飲み合わせや健康状態の確認に役立つため |
| 健康診断の結果 | 持病や健康状態を伝える参考になるため |
| 症状のメモ | 緊張しても伝えたい内容を忘れないため |
| 質問のメモ | 薬の使い方や治療方針を確認するため |
| 支払い手段 | 自費診療となる場合があるため |
健康保険証などの扱い、必要な本人確認書類、費用や支払い方法は、予約時に確認してください。
EDは何科に行けばいい?オンライン診療でも相談できる?

EDの相談先としては、泌尿器科やED診療に対応する医療機関があります。
私自身も泌尿器科を受診しました。
ただし、すべての泌尿器科が同じ診療体制というわけではありません。
受診前に公式サイトなどで、ED診療に対応しているか、診察の予約方法、費用、プライバシーへの配慮などを確認しておくと安心です。
対面診療とオンライン診療の違い
現在は、医療機関によってはEDについてオンラインで相談できる場合もあります。
対面診療では、必要に応じて身体診察や検査を行いやすい一方、オンライン診療では自宅などから相談できる利点があります。
ただし、オンライン診療がすべての人に適しているわけではありません。症状や持病によっては、対面での診察や検査が必要になる場合もあります。
私のように人前で症状を話すことに強い抵抗がある方は、診療方法だけでなく、相談しやすい環境かどうかも確認しておくとよいでしょう。
ED治療薬を処方されたら必ず確認したいこと
私が受診後に後悔したのは、薬の説明を受けながら、必要な質問をしなかったことです。
帰宅してから「いつ飲めばよいのだろう」と調べ直すことになりました。
ED治療薬は種類によって服用方法や注意点が異なります。
そのため、薬を処方されたら、次の内容を医師や薬剤師に確認しておきましょう。
- いつ服用するのか
- 食事や飲酒との関係はどうか
- どのくらいの量を服用するのか
- どのくらいの間隔を空ける必要があるのか
- どのような副作用に注意するのか
- ほかの薬と一緒に使用して問題ないか
- 効果を感じられなかった場合、どうすればよいか
例えばシルデナフィル製剤では、性行為のおよそ1時間前の服用が一般的な用法として示されています。ただし、これはすべてのED治療薬に共通する飲み方ではありません。
必ず処方された薬の説明を確認し、自己判断で服用量やタイミングを変更しないでください。
また、疑問が残った場合は、診察室で聞きそびれても、薬剤師や医療機関に確認できます。
私も当時、帰宅してネットで調べるだけでなく、病院に確認すればよかったと思います。
EDの診察でよくある疑問
まとめ|受診前にメモを準備するだけでも違う
30代後半にEDの症状を経験したとき、私は病院に行くこと自体が大きな決断でした。
しかし、受診できたことで安心したかというと、そうではありませんでした。
恥ずかしくて症状をうまく説明できず、薬について聞きたいことも聞き忘れました。
その経験から、今なら受診前に必ずメモを用意すると思います。
特に、症状が始まった時期、勃起を維持できない状況、持病や服用中の薬、医師に質問したいことは、あらかじめ整理しておきたい情報です。
EDは本人にとっても、パートナーにとってもつらい問題になることがあります。
だからこそ、必要以上に一人で抱え込まず、医療機関に相談するための準備をしてほしいと思います。
診察で何を話せばよいか分からない方は、この記事のチェックリストを参考に、まずは自分の症状を書き出してみてください。
ED診察前チェックリスト
- 症状が始まった時期を書いた
- 勃起しにくい状況や頻度を整理した
- 朝の勃起や自慰時の状態を確認した
- 持病や健康診断の結果を整理した
- 服用中の薬やサプリメントを確認した
- 医師に聞きたいことをメモした
- 受診先の診療内容と費用を確認した


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